夕暮れの原宿、古着店の前を通り過ぎると、カメラをぶら下げた人、エプロンの端にペンを差した人、ざっくりしたワークジャケットにヘッドフォンをかけた人が行き交う。職業とスタイルの境目が曖昧になる──そんな気配が東京の街にはあります。
なぜ今、「職業を着る」ことが注目されるのか
FASHIONSNAPの「Job:〜」ストリート特集は、職業名をラベルにして個人の仕事着を可視化する動きを伝えていて、東京でも似た兆候が見られます。リモートワークやフリーランスの増加で、従来のスーツや制服ではない“仕事着”が求められる場面が増えました。結果、機能性(ポケット、耐久性)を備えつつ、ヴィンテージの風合いや個性を取り入れたミックスが主流に。
今日のポイント(3つ)
- シグネチャーピースを1点決める:その仕事らしさがひと目で伝わる「見せ場」を持つ。
- ヴィンテージ×機能素材:古着の味わいと現代の耐久性を組み合わせる。
- 小物で“職業っぽさ”を効かせる:バッグやツールが即座にアイデンティティになる。
3つの実践テクニック
1)シグネチャーピースを一つ決める
映像クリエイターならカメラストラップや丈夫なカーゴパンツ、美容師なら機能的な黒エプロン、クリエイティブディレクターならユニークなジャケットなど。ポイントは“これがあると仕事像が想像できる”という1点を持つこと。全身を職業色で染める必要はなく、ワンポイントで説得力を出すのがコツです。
2)ヴィンテージ+機能素材で長く使える服を選ぶ
古着の色落ちやシルエットは個性を与えてくれますが、日常的に使うなら耐久性や防水性、ポケット配置といった機能性も重要。最近はリメイクや機能素材を組み合わせたアイテムが増えているので、ヴィンテージショップで掘るときは裏地や縫製もチェックしておくと安心です。
3)小物で“らしさ”を演出する
ツール感の強い小物は、即効性の高いシグナルです。頑丈なラップトップバッグ、工具ポーチ風のウエストバッグ、ペンが差せるユーティリティポケットなど。色や質感で仕事の温度感(職人的、クリエイティブ、ミニマル)を表現できます。
街ごとの買い回りプラン(半日〜1日コース)
- 原宿〜表参道(午前):古着屋とセレクトショップを巡り、シグネチャーピース探し。カジュアル寄りのリメイク品が見つかりやすい。
- 下北沢(昼):リーズナブルなヴィンテージやパーツ系ショップで小物狙い。路地の古着店で掘り出し物を見つけやすい。
- 渋谷〜代官山(午後):モダンなブランドや機能素材を扱う店で耐久性のあるアイテムを補完。カフェでスタイリングを試すのもおすすめ。
実店舗での発見とオンラインでの育て方
実店舗は素材やサイズ感、微妙な色味を確かめる場。特にヴィンテージは実物に触れることで愛着が湧きます。一方、オンラインは組み合わせを育てる場所として有効です。購入後は次のように育ててみてください:
- 小さな修繕を恐れない(ボタン替え、裾上げ、パッチワークで長持ち)。
- 季節ごとに小物を更新して“職業の温度”を調整する(ニット帽、薄手のジャケット、ストールなど)。
- 写真を残して自分の“仕事着アーカイブ”を作ると、ブランド化したときの軸になる。
注意点とサステナ視点
「職業名」を過度にラベリングすると誤解を生むこともあります。服はコミュニケーションの道具であり、相手の解釈に委ねられる部分が大きいことを意識して。加えて、買い替えよりも直して長く着る、古着をリメイクするなど、サステナブルな選択が街のカルチャーとも調和します。
今日からできる取り入れ方
- まず1点だけ決める:週末に“自分のシグネチャーピース”を一つ買ってみる(中古でも可)。
- 普段使いの服に小物を一つ追加する:工具感のあるバッグやペン差し付きのジャケットを試す。
- 買ったら写真を1枚撮る:日常での見え方を確認して、次の買い物の軸にする。
まとめ(Gentle CTA ending)
東京の街角では、職業がそのままスタイルのヒントになる瞬間が増えています。実用性を大切にしつつ、ヴィンテージの余白や小物で個性を加えると、あなたらしい“仕事着”が見つかるはずです。週末に一軒だけでも古着屋を覗いてみませんか?見つけた一着が、日常の小さな宣言になります。
気に入ったら、あなたの「Jobスタイル」を東京スタイル(TokyoSutairu)にシェアしてください。街で見つけた一着の話を聞くのが楽しみです。