自由が丘は特に女性の人気が高い街で、遠方からも沢山の人が訪れています。美味しいお菓子が多い街でも知られており、著名なパティシエも沢山いるそうです。アクセスも良く、東急大井町線、東急東横線が通っています。休日に巡るには良い街と言えるでしょう。
また、何よりも街全体が落ち着いた雰囲気を醸し出しています。話し声、車、お店から流れる宣伝の音楽などは、都会の喧騒を作り出します。一方の自由が丘にはこれらが無く、下手すると音が無い、夜のような雰囲気を昼間から感じ取ることが出来ます。
さて、私はこの自由が丘を、20代の若い方々に薦めたいと思っています。落ち着いた大人の方は既に自由が丘ライフを満喫していると思いますが、若い方はどうしても刺激を求め、新宿や渋谷で遊ぶことが多いです。しかし、常に刺激を受けていると感覚がマヒするもので、実は大変な疲労になっていることさえ感じ取れません。そこで、自由が丘の出番となります。
自由が丘の落ち着いた雰囲気は、都会の喧騒に塗れた心に安らぎを与えます。実は、私も20代の頃は新宿、渋谷と言った街で遊んでいたのですが、ある時デートした30代の女性に自由が丘を紹介されて、考えが変わりました。まず、同じ都心なのに、全く雰囲気が違うのです。その方は、新宿・渋谷は少し煩いと言っていました。最初はむしろ自由が丘が静かすぎると思いましたが、数回デートする中で、段々と私もその方の感覚に近づいていきました。最後には新宿、渋谷が少し煩いと感じるほどに。
勿論、賑やかな街は楽しいですし、仕事の糧にもなります。毎日の仕事で疲れている中、金曜の夜に飲みに行くとストレスも吹き飛びます。問題は賑やかさに慣れてしまい、感覚がマヒしてしまう事です。楽しくないのに、憂さ晴らしで遊びに行ってしまっている状態です。こうなると、どんどんお金は減っていき、心はすり減っていきます。賑やかな街の楽しさは、その意味で一時の快楽なのかもしれません。その時は良くても、後々ダメージが来ます。とはいえ、上手くコントロール出来ている人もいるので、一概には言えませんが。
何はともあれ、心のリセットの意味でも、自由が丘のような落ち着いた街で過ごす時間は重要です。是非一度、自由が丘を体感してみて下さい。賑やかな街が好きなのか、ただの憂さ晴らしだったのか、試金石にもなるかもしれません。